アニマルフローは、四足歩行で行うので姿勢が変わり、普段意識しづらい所もトレーニングできます。
    毎日のルーティンにアニマルフローを加えることで、生活の質や運動神経が上がります。

    こんな良いトレーニングは、皆さんへお届けしないのはもったいない。
    そう思い、先日アニマルフロー本部へテストビデオを提出したところ、無事に合格しました。

    ということで、今後はアニマルフローレベル1インストラクターとして活動させていただくとともに、今回はアニマルフローのオススメの活用法についてお話します。

    目次

    1.万人におすすめ

    2.日頃の体の改善
    (1)肩こり 
    (2)腰痛 
    (3)疲れが取れない

    3.運動神経が高くなる

    まとめ

    1.万人におすすめ

    アニマルフローは動物の動きを取り入れたトレーニングで、四足歩行になり全身を動かしていきます。
    スポーツ選手が練習メニューに加えたり、多数の芸能人も行っています。
    そういう方々だけでなく一般の方も、競技パフォーマンスのみならず、日常パフォーマンスも向上させることができます。
    手足を使い全身を動かすことで本来の機能が高まり、現代のお悩み症状の根本原因を改善することができます。
    以下に、よくあるお悩みに対する効果を解説しましょう。

    2.日頃のお悩みの改善

    (1)肩こり

    スマホやパソコンの画面を長時間見ていると、頭が前に傾き肩が内側に向いたまま固まってしまいます。
    それを普段しないであろう四足歩行の動きをする事で、二足歩行の時と感覚と重力のかかり方が変化し姿勢をリセットできます。

    私も作業の合間や朝の目覚めに実施しており、首肩付近がとてもスッキリします。
    手で体を支え頭が地面に近づくエクササイズや、四足歩行で体をコントロールだけで、普段使ってない部分が使われている実感があります。
    以下に記す、胸を開くポーズや、四足歩行のエクササイズが効果的です。

    ※アニマルフローの各ポーズについては、ブログ「アニマルフローってなに?」で詳しくご紹介しておりますので、ご覧ください。

    クラブリーチ

    クラブから片腕を持ち上げ3点で支え、捻じりながらブリッジをします。
    体の前側を伸ばしながら背面を鍛えられます。

    トラベリングクラブ

    クラブの姿勢で上向きのまま、カニの様に四足歩行で移動します。

    ラテラルトラベリングエイプ

    膝とお尻を曲げてしゃがんだ姿勢(エイプ)から手を横に着いて移動します。

    (2)腰痛

    座っている時間が長いと、腰が曲がりお尻と太もも裏の筋肉が固くなってしまいます。
    柔軟性がなくなると、下半身の筋肉を上手く使えず股関節が動かしにくくなります。
    その状態で立ち座りや荷物を持った時、腰に負担がかかってしまいます。

    私も以前、ぎっくり腰を経験しましたが、アニマルフローを学んでから腰の痛みが減りました。
    おそらく、エクササイズで胸椎や股関節の可動域が上がり腰椎の負担が軽減した結果だと思います。

    以下に、腰痛対策で背骨や股関節を動かすエクササイズをご紹介します。

    クラブリーチ

    クラブから片腕を持ち上げ3点で支え、捻じりながらブリッジをします。
    体の前側を伸ばしながら背面を鍛えられます。

    スコーピオンリーチ

    四つん這いの姿勢から、お尻を上げ片脚を斜め上に振り上げて、お腹から脚の付け根を伸ばします。

    ウェーブアンロード

    四つん這いの姿勢からお尻を高く伸ばし、腰から首に向かって反らしていきます。
    胸が正面に向くまで開いたら、頭から腰へと丸めていき四つん這いに戻ります。

    (3)疲れが取れない

    疲れやすい方の特徴として、背中が丸く、同じ部分に負担が集中していることが多いです。
    アニマルフローは、呼吸を意識しながら動くので、体のインナーマッスルが鍛えられ、ナチュラルな姿勢を作れます
    姿勢が綺麗になると胸郭(胸骨肋骨脊柱)が動き呼吸がしやすくなります。
    呼吸がしやすくなると体の循環が良くなり、酸素や栄養が行きわたり老廃物も流れ出やすくなります。

    自律神経も整いリラックス効果も期待できます。
    また、一度に複数の部位を伸ばしながら鍛えるので、普段使い過ぎの部位の疲労やコリも軽減できます。

    以下に疲労回復にオススメのエクササイズをご紹介します。

    クラブリーチ

    クラブから片腕を持ち上げ3点で支え、捻じりながらブリッジをします。
    体の前側を伸ばしながら背面を鍛えられます。

    エイプリーチ

    エイプから踵を浮かし両腕を横に広げて胸周りを伸ばすストレッチです。

    フロント

    四つん這いの姿勢からお尻を後ろへ移動させ、そこからお尻ごと前に移動し片足を手の横に着きます。
    足を着くと同時に同じ側の手を上げて、肘を引き寄せ胸を張ります。

    3.運動神経が高くなる

    様々な姿勢で体を安定させ、しなやかに動かすスポーツ選手にとって、アニマルフローはそのために必須な動きが含まれています。

    スポーツをしている方の場合、投げる、打つ、蹴る等、全てに含まれるのは捻じりの動作です。
    動きには、前額面、矢状面、水平面と3つの面があります。

    • 前額面:人体を横から見て、前と後ろに分ける面
    • 矢状面:左右相称な動物の体の正中に対し平行に、体を左右に分ける面
    • 水平面:重力の方向に垂直な平面


    一般的なレジスタンストレーニングは、矢状面(屈曲 伸展)の動きが多くを締めています。
    しかし多くのスポーツでは、横移動や捻じりの動きもあり、3面で立体的な動きが求められます。

    そこでアニマルフローなら、体の軸を保ち、床を押し、体を引き寄せ立体的に動くことで体の回旋力が高まり、運動パフォーマンスの向上が期待できます。
    対角の手足を一緒に動かすエクササイズで、胸椎や股関節の動きが良くなり、捻じる為の交差性が高まるからです。
    したがって、スポーツで偏りやすい筋力や軟性の左右差があっても、バランスを整えることができます。

    筋肉を孤立させて使うのではなく、複合的な動作を身につけることで、体のバランスが整い動きに張りが出て、強くしなやかな体を作れます

    以下が特に体の斜めに連動させるエクササイズです。

    アンダースイッチ

    ビーストかクラブ姿勢から対角の手足を浮かせて、体を反転させてクラブかビーストにポーズを入れ替える動きです。

    サイドキックスルー

    ビーストから脚を横にキックする動きです。
    右脚でキックする場合、右腕左脚で身体を支え、左腕は左耳の横まで上げ、右脚を左側へキックします。
    体を捻じり、クロスの筋ラインを鍛えられます。

    フロントステップスルー

    フロントステップから、踏み出した逆の脚を前にキックする動きです。

    まとめ

    体は、姿勢の癖や同じ関節ばかり使っていると負担が集中してしまいます。
    そのために、体のメンテナンスとして、整えつつ鍛えて体の土台づくりを行っていきましょう。

    アニマルフローにご興味ある方、動きやすく怪我しにくい体づくりをしたい方は、ぜひ弊社千里山・・南千里スタジオまでお問い合せください。
    皆さまのお越しを、お待ちしております。

    この記事を書いた人

    株式会社ミリオン・フィットネス  
    トレーナー 那須 陸哉

    NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
    NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
    整体トレーナー
    運動特化型デイサービス トレーナー

    代表の林が講師をしていたWorld trainers academyで林に師事し当業界に入った。自宅でも常に自己研鑽に励み、トレーニングや健康に関する学習はもちろんのこと、お客様にお勧めするトレーニングやストレッチは、時間があれば常に自身で試し、お客様の生活の質向上や健康的な生活へ導く準備に余念がない。また、USJでの前職経験があり、お客様に楽しんでいただく精神はトレーナー随一と評判が高い。将来が有望な若手である。

    ミリオン・フィットネスは、吹田 千里山・南千里のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。

    ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。

    吹田市千里山西4丁目7番26号
    ラヴィール B101号

    千里山駅   : 徒歩3分
    緑地公園駅  : 徒歩14分