私たちは体が感じ取る感覚により生活ができています。多くの感覚がありますが、特に足裏の感覚が重要なことをご存知でしょうか。
常に地面と接地している足裏にどのような感覚を受けて情報をキャッチしているのでしょうか。
足裏の感覚についてご紹介していきましょう。
目次
1.体性感覚とは
2.メカノレセプター
3.センサーの感度を高めるには
まとめ
私たちの姿勢は体を傾けたり、ふらついたりしても体が倒れないのは体性感覚のおかげです。
体性感覚は姿勢や動きを感じ取り、その状況に適応させる働きを持っています。
体性感覚を担うのは足裏が70%、内耳(前庭感覚)が20%、目が10%です。
普段目からの情報でバランスをとっているように感じますが、意外と足裏が半分以上を占めています。
全身には感覚受容器というセンサーが無数に存在します。
足裏の感覚は体性感覚にとって、非常に重要ですが、それは平衡感覚を司るメカノレセプターというセンサーのおかげです。
メカノレセプターは全身に存在しますが、特に足裏に多く、踵、小指の外側アーチ、指の付け根、親指に集中しています。姿勢や動きに対して地面に接地するメカノレセプターが、感じた情報を脳に伝達し、脳が筋肉に指令を出すことでバランスを保っています。
視覚障害の方が歩行で使用する点字ブロックをイメージすると分かりやすいと思います。
足裏から感じる僅かな凹凸も、感覚としては必要不可欠な情報になっています。
姿勢やバランスを制御する体性感覚を高めるためにメカノレセプターの反応を良くする方法があります。
それは足裏をよく使うことです。例えば自宅では裸足で生活したり、手で足を揉んだり、ゴルフボー
ルでほぐしたりする事が挙げられます。足に刺激が入る機会を増やす事で、センサーの働きが良くなります。メカノレセプターが集中している、踵、拇指球、親指などを狙うとなお効果的です。
これは足が攣りやすい方、姿勢を良くしたい方におすすめです。重心を乗せる位置もつま先や踵に偏らず、満遍なく踏むとメカノレセプターが働きやすいです。
足裏の意外な機能について知っていただけたかと思います。体から一番遠く見えない部分なので意識しない方がほとんどだと思います。体性感覚には重要な部分ですので、生活やトレーニングで足裏を意
識してみてください。
この記事を書いた人
株式会社ミリオン・フィットネス
トレーナー 那須 陸哉
NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
アニマルフロー レベル1インストラクター
国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)認定
・メディカルトレーナー
・リラクゼーションセラピスト1級
運動特化型デイサービス トレーナー
代表の林が講師をしていたWorld trainers academyで林に師事し当業界に入った。自宅でも常に自己研鑽に励み、トレーニングや健康に関する学習はもちろんのこと、お客様にお勧めするトレーニングやストレッチは、時間があれば常に自身で試し、お客様の生活の質向上や健康的な生活へ導く準備に余念がない。また、USJでの前職経験があり、お客様に楽しんでいただく精神はトレーナー随一と評判が高い。将来が有望な若手である。
ミリオン・フィットネスは、吹田 千里山・南千里のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。
ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。
吹田市千里山西4丁目7番26号
ラヴィール B101号
千里山駅 : 徒歩3分
緑地公園駅 : 徒歩14分