肩こりや腰痛に悩んでいる方の多くは、症状がでれば病院や整骨院に通院して、診察や治療を受けるでしょう。
整体院やトレーニングジムでも、姿勢改善や腰痛改善を謳ったところも多くあります。
確かに病気や怪我をきっかけに、体のケアや運動を始めるのも良いでしょう。
しかし一番大切なことは、病気や怪我にならないために、体のケアや運動を行うことです。
改善や治療に行く前に、まずは予防できているのかがポイントです。
あなたの筋肉や骨は、年齢とともに刻一刻と低下しています。
この現実に目を逸らさずに、予防するために何か行動していますか?
その最も効果的な方法、それが予防のための運動です。
それでは、当クラブの会員様の体験談も交えながら、運動がいかに大切かをお話していきましょう。
1.運動処方
2.運動は最強の予防薬
3.運動を継続できない原因
(1)運動欲求がない
(2)運動不足による危機感が低い
4.医者もびっくりしたトレーニング効果
まとめ
運動処方という言葉を、お聞きになったことはあるでしょうか。
病院や医院でもらう処方薬があるように、運動処方という言葉が存在します。
運動処方とは、健康づくりに必須条件となる運動の構成要素の規定のことです。
ココでは、厚生労働省のサイトにうまくまとめられていますので、以下に引用します。
健康づくりための運動について、頻度・強度・持続時間・運動の種類を規定すること。
健康に関連する体力の構成要素としては、全身持久力、筋力・筋持久力、柔軟性があげられます。運動処方とは、これらの健康関連体力を向上させるための運動の頻度(F:frequency)・強度(I:intensity)・持続時間(T:time or duration)・運動の種類(T:type of exercise)を規定することです(FITTの原則)。
アメリカスポーツ医学会は、運動処方の指針(ガイドライン)を1975年以来現在に至るまで約5年ごとに発表し、年々その内容を充実させています。ここでは、2010年に発表された運動処方の例を紹介します。
健康関連体力の向上を目的とした運動の最小量や最大量について、現時点におけるエビデンス(科学的根拠)は明らかにできていませんが、基本的な原則は「やらないより、やった方が良い。そして、やるなら多い方が良い」です。この原則のもと、全身持久力については日常の身体活動レベル別に基準となる運動処方が紹介されています。例えば、座りがちで、身体活動の習慣がない人については、週3~5日、軽~中等度の自覚強度で、1日あたり20~30分の有酸素運動を実施することが推奨されています。一方で、高強度の運動を定期的に実施している人においては、週3~5日、やや高強度~高強度の自覚強度で、1日あたり30~90分の有酸素運動が推奨されています。
運動の効果は、体力水準や健康状態または遺伝的要因の違いによって様々です。安全で効果的な運動処方を作成するためには、公表されているガイドラインを参考にして、個人の身体的な特性を見極めて運動処方を作成することが大切です。
以上、出所:厚生労働省e-ヘルスケア 運動処方 より
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-014.html
病気ではない時に薬を飲みますか?
薬はできれば飲みたくないはずです。
その理由は、倦怠感や内臓負担などの副作用があるからです。
しかし、運動という名の薬には、筋肉や骨の強化だけでなく素晴らしい副反応があります。
など、体への変化以外に様々な効果が期待できます。
実際に当クラブの会員様で1番多い感想が、メンタル面の向上です。
「以前よりも気持ちがポジティブになった」とか「自信がついて、仕事やプライベートも充実するようになった」などの意見も多く寄せられます。
病気になったら薬、怪我をしたら治療ではなく、“病気にならいないための運動”“怪我をしないための運動”という予防的な考え方に変えましょう。
※運動の効果に関しては、以下のブログで詳しくご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
「健康に役立てる、有酸素運動vs無酸素運動 」
「筋トレの効果を見直そう」
「筋トレを効率的・効果的に行うコツ」
「筋トレの驚きの効果」
「ストレッチの本質がよく分かる」
「筋トレ効果が倍増する基礎知識」
「トレーニングは運動機能にも注目! 」
では、運動の大切さは分かっているのに、なぜ継続できないのでしょうか。
その原因は、人間がもつ欲求では、できないことや運動不足への危機感が低いことが挙げられます。
人間の3大欲求は、「食欲」「睡眠欲」「性欲」です。
これらの3つは、人間がもつ欲求で満たすことができるため、むしろ我慢する方が難しいです。
しかし、運動は欲求ではできません。
できれば、やりたくないのが本音でしょう。
運動が継続できない一番の原因は、人間の欲求にはないからです。
皆さんの日常生活の一部となっている歯磨きや入浴は、虫歯や体臭の危機感のもと、面倒くさくても必ず習慣になっていると思います。
一方、骨粗鬆症やサルコペニア(加齢による筋力の低下)など、運動不足が体へ及ぼす影響に対する危機感は低いように感じます。
人間の三大死因は、1位:悪性新生物(ガン)、2位:心疾患、3位:脳血管疾患です。
これらの病気は、すべて生活習慣が原因で発症するリスクが上がります。
特に食事の不摂生や運動不足が大きな原因になります。
※トレーニングジムやパーソナルトレーナーを選ぶポイントは、以下のブログで詳しくご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
「継続できるジム選びのコツ」
「時代はコンディショニングジム」
「パーソナルトレーニングジムは敷居が高い? 」
「パーソナルトレーナーを選ぶポイント」
「自分にあったフィットネスを知ろう 」
ここにご紹介するのは、当クラブの会員様の実体験談です。
この会員様は、以前大きな手術をした際に、大幅な体力の低下を感じられたことをきっかけに、当クラブにご入会されトレーニングを始められました。
当クラブに入会して約2年が経った頃、再びご病気がみつかり手術をすることになりました。
前回は、術後半年ほど復帰までかかったそうです。
今回は一部の臓器を全摘出するという、前回よりも大きな手術であることから、医師からは体力は前回よりも低下すると告げられました。
ご本人も「今回は入院だけでも1カ月ほどかかるため、いくらトレーニングで鍛えたといっても、前回の経験からすると3カ月くらいはジムには来れないと思う・・・」と覚悟されていました。
ところが、なんと術後すぐに歩くことができ、予定より2週間も早く退院されたのです。
前回の術後の状態を知っている医師もびっくりした様子で、これまで取り組んできたトレーニング効果に感心したとのことです。
さらに驚いたことに、退院から1週間後にはトレーニングに復帰されたのです。
病気や怪我は、遺伝や事故など偶然出くわすケースもあります。
しかし、日ごろからトレーニングをしていることで、万が一の病気や怪我の回復能力が断然違うのです。
予防にも、回復にも、絶大な効果を発揮するのが「運動という名の予防薬」なのです。
欧米などでは予防医学という考え方が一般化しているのに比べ、日本では治療医学の概念が強く、まだまだ予防に対する意識が低いように感じます。
病気や怪我をしてから治療をする、といった意識で過ごすのはおススメしません。
「病気や怪我をしないために」という、予防的な考え方をすることが重要で、特に中高齢となればなるほど備えることが必要です。
運動だけではありません。食事、禁煙、睡眠などの細かな意識も必要です。
あなたの健康寿命が長くなることで、健康保険制度を必要とする人たちに、もっと充実した制度を届けることが可能になるかもしれません。
私たち一人ひとりが、健康に対して考え行動することが大切です。
私は社会の一員として、スポーツトレーナーという職業(手段)を通して、運動という名の予防薬をこれからも伝え広めて参ります。
株式会社ミリオン・フィットネス
代表取締役 林 界斗
NSCA-CPT : NSCA認定パーソナルトレーナー
NASM-PES : 全米スポーツ医学協会認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
カイロプラクティック整体院 トレーナー
運動特化型デイサービス トレーナー
「健康をテーマに運動を通して一人でも多くの方へ幸福を捧げたい」と思い、ミリオン・フィットネスを創業。お客様をはじめトレーナーへの指導、さらにラジオ番組においても運動指導をおこなうなど、アスリートから一般の方、子供から高齢者まで、幅広いお客様のご期待に添うべく活動している。
主な出演:ABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です。サンデー」、FM守口「疋田哲夫の哲ちゃん”哲学”」
ミリオン・フィットネスは、大阪 肥後橋のリピートが多い 予約貸切制のおしゃれなコンディショニング・パーソナルジムです。
ダイエット・ボディーメイク・姿勢矯正はもちろんのこと、肩こり・腰痛・膝痛・ストレス・疲れやすい・健診数値などの改善を、トレーニング & リカバリーケア & ニュートリション の3点からサポートいたします。
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